ラビサルFCでは『クワトロ・ゼロ』を練習しています。
フットサルでは非常に有効な動きですので紹介します。
クワトロ・ゼロとは
まず、フットサルではよく使われる「出し抜け」という動きがあります。
一般に出し抜けは低い位置(自陣に近い位置)でパスを出した後に高い位置(相手陣地側)に抜けていく動きのことを言います。
クワトロ・ゼロはその出し抜けを、フィールドプレイヤーの4人が連動して行うことにより成立する戦術です。
クワトロ・ゼロの戦術において有効となる動きの練習方法としては、
- 4人がボックスのポジショニングからスタートし、4人のうち低いポジションの2人でパス交換をする。
- パスを出した人は抜けて(パスを受けようとする)、最初に居たポジショニンの前のポジションに入る。
- 前の2人は後ろの人が出し抜けをしたら居なくなったそのポジションに移動する。(低い位置に落ちて来る)
こんな動きを繰り返します。
動画で確認してみてください
文字での説明ではイメージするのが難しいと思うので、ラビサルFCのチーム練習風景の動画をYouTubeにアップしています。
短い動画ですが、練習している動きのイメージはつかめると思います。
単純ですよね?人の動きとしては前後関係の2人が入れ替わっているだけです。
ちなみに、パスの後に抜ける際は、パス交換している人の間(コートの真ん中のイメージ)のコースを通っています。
上から見ると4人のうち前後関係の2人でそれぞれ丸の形(縦長の楕円のイメージ)を描くことになります。
おわりに
出し抜けの動きは2人だけでの関係でも相手ディフェンスを剥がすために有効な動きです。
さらにそれを4人で組織的に行うことで相手のマークはぐちゃぐちゃになり、さらなる効果が見込めます。
クワトロ・ゼロの戦術では味方が連動して動くことでセーフティなパスコースを確保して相手からのプレスの回避ができるのと同時に、新たにパスコースが空けば即攻撃にも転じることのできる攻守一体の戦術と言えます。
ラビサルFCではまだやり始めなので現状の精度は低いですが、このクワトロ・ゼロをベースに状況に応じた動きを突き詰めていこうと思っています。